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てぶくろをかいに(夜の「劇団バナナ」シリーズ第一弾)

−寒い冬が北方から、狐の親子が棲んでいる森へやってきました−
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 数年前より劇団バナナが舞台化を目指していた新美南吉の名作童話「てぶくろをかいに」。2023年3月、素晴らしいアーティスト達、そして野沢温泉村の協力により作品として作り上げることができました。

 子ども達が自由に観られ、参加できるという劇団バナナのスタイルは変えないまま、夜公演ならではの光と影、そして雪国ならではの雪を使った演出で大人も子どもも物語の世界に没入できるような時間と空間となりました。

​ 2025年1月には長野県飯山市、2月には北海道小樽市の冬のイベント「小樽雪あかりの路」で再演が決定しました。

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​​ワークショップに参加して

​公演を3倍楽しもう!!!

​①ものがたりをしろう!

​②すきなシーンをえらんで

ひょうげんしてみよう!

​③こどうぐをつくってみよう

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​演劇作品の元となった物語を知ることで登場人物やシーンを頭の中で整理し、自分のものとして捉え直すよ。劇のテンポではなくもっとゆっくりしたテンポで、言葉と絵と共物語の世界を味わいつくそう!

​物語に触れて感じたこと、考えたことをみんなとシェアしながら、好きなシーンや言葉を伝え合ったりします。今回はコンテンポラリーダンサーもいるので、好きなモチーフから発展させてみんなで曲に合わせて動きを作ってみたりしましょう。正解のない、自由なアートの世界へようこそ!

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​最後に自分の想いやアイディアを手を使って形にしてみよう!今回用意する素材はキラキラ光る素材とファーと毛糸。キツネの耳や手袋を作ってみます。もちろん他のものでもOK!パレード(自由参加)に向けてみんなで傘にかざり付けをするのも楽しもう!

\\会場は小樽のアート拠点!裏小樽モンパルナス//

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​Sachiho
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正解のない自由な世界であそぼう!

劇団バナナでは私たちが表現したいものを見せるだけではなく、参加する子どもたちが物語をどう感じて、どうとらえるかを大切にしています。子どもたちのコミュニケーションツールは言葉だけでなく、身体だったり、手から生み出されるアートだったり様々です。公演の前に出演するキャストたちと1対1でコミュニケーションをとれるのも特別な体験になります。学校や日常の中では”正しいか正しくないか”という価値観を押し付けられることが多い中、作品を見て、少人数で対話をして、自由な発想で表現をしてもらう。そんな時間を共に過ごしながら「みんなで一緒に作品をつくっていきたい!」という気持ちで、このような事前ワークショップの機会を可能な限り設けています。ちなみに子ども心に戻りたい大人の参加も大歓迎です!

​Misuzu
​Mei
​Nanase
​ワークショップ・リーダーズ
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     『ゆき』

    英語歌詞:Hiroko Bell

​    歌唱・編曲:由潮

ゆきやこんこ あられやこんこ

ふってはふっては ずんずんつもる

やまものはらも わたぼうしかぶり

かれきのこらず はながさく

 

Snow keeps falling

Icy rain keeps falling

Inch by inch, snow keeps piling on

Hills and fields are covered with fluffy puffy white

Bare branches blossom with silver white frost

​ご挨拶とご支援のお願い

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​劇団バナナ代表 草野七瀬

 夫の転勤で住み慣れた東京を離れ、北海道札幌市に引っ越してきて早11ヶ月。ようやく北海道らしい雪の季節になりました。3月末に到着した時はすでに春の気配が始まっていて、それからはあっという間に雪解け水が轟々と音を立てて流れ、地面が顔を出し、あっという間に色とりどりの花が咲き乱れました。それから緑あふれ過ごしやすい夏と、光り輝く秋がやってきました。北海道の自然や四季の美しさに目を奪われ、とても写真には収めきれないと、何度もスマホのカメラを下ろしました。

 

 さて、北海道の冬。「北海道って素晴らしいですね!」と伝えるたびに地元の方々からは「でも冬がねぇ…」というお答え。けれど東京から来た私たち家族にとっては冬の北海道もとても魅力的です。特に雪は神様からのプレゼントのよう。日常的に雪と触れ合う中で、同じ雪にもさまざまな種類があることを知りました。ふわふわ雪、ぼたぼた雪、さらさら雪、つぶつぶ雪。降るたびに雪の音も感触も毎回違って、感性を刺激されます。

 この「てぶくろをかいに」という作品は、雪のある町で上演したいとずっと思ってきました。寒い冬の山からキツネの親子がおりてきて、ふもとの小さな町で手袋を買う話だからです。私が初めて小樽の夜の風景を見たのは9月。栄通りを通ってメルヘン広場を抜けて宿に帰ったのですが、その時、「ああ!新美南吉が描いたこの物語の舞台がここにある。」と思ったのです。そこからこの小樽の冬のイベント「雪あかりの路」での公演へ向かって脇目も振らず走りました。短期間のうちにたくさんの出会いがあり、知り合いと協力者が増えました。

 今、とてもワクワクしています。雪と氷のステージの上でダンサーが転ばないか、作曲をお願いした子がちゃんと仕上げてくれるか、韓国語版はちゃんとできるか、まだまだ調整していかなくてはならないことが盛りだくさんですが、何よりも信じて応援してくださった方々の期待に応えるような素敵なステージにできればと思っています。

 そして、今回初めて劇団バナナではこのプロジェクトに対してのカンパを募ります。普段は公演料やチケットの売り上げから全ての経費を賄ってきました。なのでこんなことは本当に本当に創設12年以来初めてなのですが、このプロジェクトに欠かせないアーティストたちを東京、長野から呼びたかったり、着いてからの移動費や宿泊などの経費もかさみます。まだ新しい土地でツテがなく、依頼公演なども実現が難しい中、もし私たちが作り上げるアートにご興味を持っていただき、支援していただける方がいたらとても嬉しいです。必要経費は約15万円と最小限です。私たちと一緒にバナナ・ボートに乗って冒険をするようなイメージで、ワクワクしながらこの夢に乗船してくれたら嬉しいなと思い、バナナ・ボート・ファンディングと名付けました。

 

 ご支援の印に返礼品もご用意しています。うちの長女が11歳の時に描いてくれた今回のプロジェクトのメイン・ビジュアルを使用し、グッズを作りました。「グッズが可愛いから!」という理由でのカンパもまた嬉しく思います!ぜひぜひ今回のためにオープンしたバナナ・ショップをご覧になってみてください。

 

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© 2025 Theatre Banana  

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